メディケア

SSA Publication No. 05-10043

September 2004 (Recycle prior editions)

ICN 457500

日本語訳版をお読みになる前に・・・

これは、米国のソーシャル・セキュリティ(社会保障)プログラムの1つであるメディケアについての手引書で、ソーシャル・セキュリティ庁刊行の、SSA Publication No.05-10043をケアファンド* が訳したものです。

この日本語訳の作成におきましては万全を期したつもりですが、訳または解釈に不正確な点もあるかと思われます。その場合、ケアファンド* としては責任を負いかねますので、必ず英語版(原文)もあわせて参照してください。また、日本語に訳されている情報は2004年9月現在のものですので、それ以降の情報改正などに関しては、必ず最新の英語版(原文)を参照されますようお願い致します。個々の詳細については、最寄りのソーシャル・セキュリティ事務所にお問い合わせください。

 


* ケアファンド: Japanese Americans’ Care Fund

Japanese Americans’ Care Fundは、ワシントン・メトロポリタン地区に住む日系人、日系アメリカ人を支援するために設立された非営利団体です。米国の社会保障プログラムの手引書の翻訳は、この団体の活動の1つとして行われました。

事務所Fred M. Packard Center

4022 Hummer Rd. B-2

Annandale, VA22003

電話(703)256-5223

Webサイト: http://www.jacarefund.org

Eメールcarefund@jacarefund.org

※以下、翻訳文がはじまります。

ソーシャル・セキュリティに連絡

ウェブサイトへどうぞ

ソーシャル・セキュリティのウェブサイトwww.socialsecurity.govは、ソーシャル・セキュリティが提供するすべてのプログラムについて情報を得ることのできる貴重な情報源です。さらに、このウェブサイトでは、次のことができます。

 

 

電話はフリーダイヤルで

ウェブサイトにアクセスする他に、フリーダイヤル1-800-772-1213電話することもできます。この番号にかけると、自動通話サービスによって124時間、具体的な質問の答えを得たり、情報を聞いたりすることができます。聴覚障害者は、TTYのフリーダイヤル1-800-325-0778に電話してください。

通話はすべて秘密扱いにされます。また、あなたが正確かつ丁寧な応対を受けていることを確認するため、別の職員がモニターすることがあります。

 

パート1—メディケア

パート 2—メディケアの内容

二つに分かれているメディケア 

メディケイドの簡単な説明  

パート3—メディケアの受給資格者

病院保険(パートA  

慢性腎臓機能不全疾患がある場合

医療保険(パートB

パート4—一部の低所得者に対する補助

パート5—メディケアの登録

申請する時期

特別加入について    

パートBの初期加入期間   

パートBの加入が有効となる時期   

パートBの一般加入期間

雇用者が提供する団体健康保険の加入者のための特別加入期間  

パート6医療サービスの選択肢 

パート7処方薬の割引

パート8他の健康保険に加入している場合 

民間の健康保険に加入している場合

雇用者が提供する団体健康保険に加入している場合     

その他のプランによる医療保護を受けている場合

 

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パート1メディケア

 

この小冊子では、メディケアとは何か、受給できるのは誰か、メディケアのサービスを受ける際の範囲を選択する際の選択肢についての基本的な情報を説明しています。

200312月に、「メディケアの処方薬とその改善および近代化に関する法律」が発効されました。この新しい法律は、この小冊子で説明されている現行のメディケアのプログラムを維持・強化するものです。メディケアには、今後数年間にわたって新たに処方薬および予防に対する給付金が追加され、また、低所得者に対する特別補助が提供されることになっています。メディケアの最新情報については、ウェブサイトにアクセスするか、次に挙げたフリーダイヤルに電話してください。

 

 

メディケア

ウェブサイト     : www.medicare.gov

フリーダイヤル    :

1-800-MEDICARE

 

(1-800-633-4227)

TTYのフリーダイヤル :

1-877-486-2048

 

 

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パート2メディケアの内容

 

メディケアは、65歳以上の人を対象とする、連邦政府による健康保険制度です。障害を持つ人や慢性腎不全疾患を持つ人など、65歳未満であってもメディケアの対象となる人もいます。このプログラムは医療費を補助するものですが、全ての医療費をカバーするものではなく、また長期介護費用の大部分もカバーしません。

メディケアの資金は、雇用者と被雇用者が納める給与税の一部から調達されています。また、ソーシャル・セキュリティの給付金から差し引かれる毎月の保険料も、調達資金の一部となっています。

メディケアのプログラムを管理している機関はメディケア・メディケイド・サービスセンターですが、メディケアの申請はソーシャル・セキュリティ事務所で行ってください。また、メディケアのプログラムに関する一般的な情報を知りたいときも、ソーシャル・セキュリティ事務所に問い合わせてください。

二つに分かれているメディケア

メディケアは二つに分かれており、それぞれ異なる種類の医療費の支払いを補助します。

    病院保険(またはメディケアのパートA)は、病院の入院患者、あるいは退院後の専門介護施設の入所者に対する医療介護、一部の在宅介護、ホスピス費用を補助します。

    医療保険(またはメディケアのパートB)は、医師による診療と、病院保険が対象としていないその他多くの医療サービスや備品の支払いを補助します。

これらのプログラムの詳細は、小冊子Medicare &You(メディケアとあなた)(出版番号CMS-10050)に説明されています。入手に際しては、フリーダイヤル1-800-MEDICARE1-800-633-4227に電話して請求するか、あるいはインターネットでウェブサイトwww.medicare.govにアクセスして”Publications(出版物)をクリックしてください。

メディケイドの簡単な説明

メディケイドとメディケアを同じものだと考えているかもしれませんが、これらは異なる二つのプログラムです。メディケイドは州政府が運営するプログラムで、所得が低く、資産があまりない人に対して病院費用と医療費をカバーするものです。各州には、メディケイドの受給資格者と対象範囲についてそれぞれ独自の規定があります。状況によっては、メディケアとメディケイドの両方の受給資格を持つ場合もあります。メディケイドのプログラムの詳細については、最寄りの医療援助機関、社会福祉・福利厚生事務所に問い合わせてください。

 

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パート3メディケアの受給資格者

 

病院保険(パートA

65歳以上の米国市民または永住権保持者で下記の要件のいずれかを満たす人は、毎月の掛金を支払わなくても、メディケアの病院保険(パートA)の受給資格があります。

  • ソーシャル・セキュリティから給付金を受け取っている、あるいは受け取る資格がある
  • 鉄道退職者給付金を受け取っている、あるいは受け取る資格がある
  • あなた、あるいはあなたの配偶者(生死を問わず、離婚した配偶者も含む)が、連邦政府に一定期間以上勤務して、その間メディケア税を納めていた

上記の要件を満たさない場合は、毎月掛金を支払えばメディケアの病院保険に加入することができます。病院保険は通常、指定された加入期間中にのみ、登録することができます。

: 現在の満期退職年齢は65歳ではありませんが、65歳の誕生日の3ヶ月前にメディケアに登録してください。

65歳未満の場合、次の要件のいずれかを満たす場合は、メディケアの病院保険を毎月の掛金を支払わなくても受給する資格があります。

  • ソーシャル・セキュリティの障害給付金の受給資格を得てから24ヶ月間経過している
  • 鉄道退職年金制度の下で障害給付金を受け取っており、しかも一定の条件を満たしている
  • ルー・ゲーリック病(ALS: 筋萎縮性側索硬化症)を患っている
  • 本人、親、配偶者(生死を問わず、離婚した配偶者も含む)のいずれかがメディケアの対象となっている連邦政府の職務に一定期間以上就いていて、しかも本人、親、配偶者のいずれかがソーシャル・セキュリティの障害給付金の受給要件を満たしている

慢性腎臓機能不全疾患がある場合

慢性腎不全の患者は年齢にかかわりなく、毎月の掛金を支払わなくてもメディケアの病院保険を受給する資格があります。人工透析または腎臓移植を受けており、しかも次の要件のいずれかを満たす場合も同様です。

  • ソーシャル・セキュリティのプログラムまたは鉄道退職者制度によって、毎月給付金を受け取っている、あるいは受け取る資格がある
  • メディケアの対象となっている連邦政府の職務に一定期間以上就いていた
  • ソーシャル・セキュリティの受給者またはその資格者、あるいはメディケアの対象となっている連邦政府の職務に一定期間以上就いていた者(生死を問わず)の子供、あるいは配偶者(離婚した配偶者も含む)である

医療保険(パートB

メディケアの病院保険(パートA)を毎月の掛金なしで受給する資格のある人はすべて、毎月掛金を払ってメディケアの医療保険(パートB)に加入することができます。

病院保険を毎月の掛金なしで受給する資格がない場合は、病院保険に加入することなく、医療保険に加入することができますが、そのためには、年齢が65歳以上であり、しかも次の要件のいずれかを満たしていなければなりません。

  • 米国市民である
  • 合法的居住を認められている非米国市民であり、最低5年間アメリカに住んでいる

 

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パート4一部低所得者に対する補助

 

メディケアの保険料やその他の医療費を支払うことができない場合、あなたが居住する州の政府から補助を受けることができる場合があります。各州では、メディケアの受給資格を持つ低所得者に対するプログラムを用意しています。これらのプログラムは、メディケアの保険料の一部または全額を支払い、さらに、メディケアの保険控除額や被保険者負担分も支払うことがあります。この補助の受給資格を持つためには、パートA(病院保険)に加入しており、所得が限られていること、そして、さらに多くの州では、銀行口座残額、株や債権などの資産が、独身者の場合は4,000ドル以下、夫婦の場合は6,000ドル以下であることも要求しています。

パートAに加入しているかどうかがはっきり分からない場合は、赤白青三色のメディケアのカードを見て下さい。加入している場合は、カードの左角下に、Hospital (Part A)”と記されています。それでもなおはっきり分からない場合は、ソーシャル・セキュリティのフリーダイヤルに電話して問い合わせてください。

これらのプログラムの詳細は小冊子Don’t Miss Out On Your Turn For Medicare Savings(メディケアの節約)(出版番号CMS-10126-A)に説明されています。入手に際しては、フリーダイヤル1-800-MEDICARE1-800-633-4227)に電話するか、あるいはインターネットでwww.medicare.govにアクセスして”Publications(出版物)をクリックしてください。

これらのプログラムから補助を受ける資格があるかどうかを決定できるのは、あなたの居住する州だけです。問い合わせの際は、居住する州、または最寄の医療補助(メディケイド)機関、社会福祉・福利厚生事務所に連絡してください

 

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パート5メディケアの登録

 

申請する時期

すでにソーシャル・セキュリティから退職給付金または障害給付金、あるいは鉄道退職給付金を受け取っている場合、メディケアの受給資格が生じる2, 3ヶ月前に通知があり、必要な情報が送付されてきます。加入は、メディケアのパートAとパートBに自動的に行われます。ただし、パートBの適用を受けるためには保険金の支払いが必要なため、パートBへの加入を拒否することもできます。

まだソーシャル・セキュリティから退職給付金を受けていない場合、65歳の誕生日の約3ヶ月前に、ソーシャル・セキュリティ事務所に連絡してメディケアに登録してください。65歳で退職することを計画していない場合であっても、メディケアに登録することができます。

メディケアに加入すると、パートA、パートB、パートAとパートBの両方のいずれに加入しているかを示す赤白青三色のメディケアのカードを受け取ります。カードは、必要なときに使用できるように、安全な場所に保管してください。カードを紛失したり、盗難にあったりした場合は、インターネットでwww.socialsecurity.govからカードの再発行を申請するか、あるいは、ソーシャル・セキュリティのフリーダイヤルに電話してください。また、メディケアの給付金とメディケアの選択肢について説明している小冊子Medicare & You(メディケアとあなた)(出版番号CMS-10050)も入手することができます。

特別加入について

次に挙げた状況に該当する場合は、メディケアの申請についてソーシャル・セキュリティ事務所に連絡してください。

  • 配偶者を亡くした、50歳から65歳までの障害者で、すでにソーシャル・セキュリティから別の種類の給付金を受け取っているため、障害給付金を申請していない
  • 連邦政府の職員であり、65歳未満に障害者になった
  • あなた、あなたの配偶者、あなたが扶養している子供のいずれかが慢性腎不全を患っている
  • 以前メディケアの医療保険に加入していたが、現在それを中止している
  • 病院保険(パートA)の受給資格が生じたときに、メディケアの医療保険に加入しなかった

パートBの初期加入期間

病院保険(パートA)の受給資格が初めて生じた場合、医療保険(パートB)に登録する期間が7ヶ月(初期加入期間)あります。本人の都合によって登録が遅れた場合は、保険適用が遅れるばかりでなく、保険料も高くなります。65歳で受給資格が生じる場合、初期加入期間は、<