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ドクター平賀のクリニック便りから




3回  水虫




 

『水虫』は白癬菌と呼ぶカビによって起こります。

皮 膚の表面の角質は新陳代謝によって次々に垢として脱落しますが、白癬菌はこの死んだ角質層に住み着き、蟻の巣状にトンネルを堀り、角質層の主成分であるケ ラチンを食べて増殖します。カビですから高温多湿で不潔なところが大好きで、日本の夏は白癬菌にとって繁殖の絶好期です。

最近の水虫薬はよく効くものが多いので、キチンと治療すれば治りますが、対応を誤ると、蜂織 炎などのために入院しなければならないことも起こります。治療のポイントは、治癒したように見える秋から冬」に完全に治すことです。カビはこの時期死滅し たように見えますが、活動が低下しているだけであり、近年の家屋の構造や暖房の普及で、冬でも繁殖する環境にあるからです。

『水虫』には4つのタイプがあります。(1)足の裏、土踏まずや足の横に乾いた小水泡を作るもの (2)ゆびの間に角質の増殖を伴って病巣を作るもの、(3)老人に多い足の裏全体が肥厚する慢性型、そして(4)爪白癬です。かゆみや感染などトラブルを起こすのは、間型ですが、(1)、(3)のタイプも上手に治療する必要があります。爪白癬は治療の困難なもので、内服治療が必要です。いずれも自己判断ではなく、キチンと治療を受けてください。

                   道玄坂平賀クリニック 医学博士 平賀 勝利

 

 

   

 

 

編集部から

 

 ワシントンDC、メリ−ランド州 バージニア州は日本の気候と類似して、夏は高温多湿になります。家屋の構造が異なって、靴を長時間履く習慣上、水虫の予備軍はかなりいらっしゃると思います。水虫はカビですから、常に清潔と乾燥を心がけることが大切です。日常生活で簡単にできることは、毎日靴と靴下を履きかえる(靴を長持ちさせるにも良いことです)ことや、仕事場では通気性の良い履物、例えばサンダルに履き替えること、毎日足をよく洗ったり、バスマットなどもよく乾燥させて使いましょう。 Chieko F.


 

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